2006年度の担当科目の紹介です

担当科目(2006年度)の紹介


昨年度も担当する講義を紹介することにしていましたが準備が間に合いませんでした。言い訳になりますがシステムが更新されたことで、新しいソフトウェアが入ったため、それに伴い新しい教材を用意する必要があったからです。今年度の講義の紹介では昨年度どのようなことをやってきたかについて簡単に振り返りながら担当する講義について紹介していきたいと思います。

オペレーティングシステム論

オペレーティングシステム(OS)については、毎年講義内容を変えています。昨年度からまず課題を出し、それについてレポートを提出してもらうようにしました。そして次の授業の時に解答しながらOSに関する話題を説明しています。このようにすることで、学生の皆さんも自分が取り組んだ課題がどの程度、正しい内容であったかを把握できたことと思います。

昨年度はOSの基本的なハードウェアを管理するという話から始めて、プロセスに関する話題(COMやスレッドなど)、分散処理や組み込み用のOSまで取り上げました。本来のOSの機能について、経営学部で解説するには限界がありますから、どのようなところでOSが使われているのかということに話題を絞って講義を進めました。

去年からデジタル家電が普及しだしていることや、携帯電話の多機能化、そして組み込みOSの世界についての紹介が増えてきたことからも、OSの基本をざっと解説した後に、このようなOSの新しい利用のされ方についての解説にも力を入れていきたいと考えています。また、できればロボットとOSの関係、および将来性についても触れていけたらいいなと考えています。

授業は5号館の演習室を利用し、教材はインターネットで公開するなどインターネットを効果的に利用した授業を行います。ただし、受講者が多い場合には、情報ビジネスコース並びに教職で単位が必要な者を中心に受講者を決定します。

また講義中にレポートを提出してもらいます。これを評価の対象とします。出席はとりません。レポートは手書きで提出してもらいます。会社での小論文の試験や多くの資格試験および履歴書などでは手書きで文章を書く必要があることを考えると、このような手書きのレポート提出はしばらくの間、必要のように思えます。ペーパーレス化に伴い電子メールの使用は奨励されるべきものですが、教育の場では読みやすい日本語の文章を書く勉強をしてもらいたいと考えています。

講義中に紹介した参考書を読むことで知識を深めることができます。また、わからないことがあれば授業中に質問してください。必要があれば資格試験についてアドバイスしますので、気軽に質問してください。

通信ネットワーク論

昨年度はコンピュータネットワークではどんなことが行われているのかについて、TCP/IPをメインとした各種プロトコルの説明を行いました。もちろん、ISOのOSIモデルも使っています。具体的に、コンピュータから情報が発信されてから、まず同じLAN内でデータ送信先をどのようにして見つけるのかというところから始めて、インターネット間で送信先をみつける仕組みまで説明しました。説明する過程でMACアドレスやルータの役割などについても説明しました。インターネット間でのデータの送受信に関して理解してもらえたものと思っています。

コンピュータネットワークの話題は広いので、昨年度のテキストは残しておき、テーマを変えて講義を進めたいと考えています。

オペレーティングシステム論と同様に授業は5号館の演習室を利用し、教材はインターネットで公開するなどインターネットを効果的に利用した授業を行います。ただし、受講者が多い場合には、情報ビジネスコース並びに教職で単位が必要な者を中心に受講者を決定します。

また講義中にレポートを提出してもらいます。これを評価の対象とします。出席はとりません。レポートは手書きで提出してもらいます。会社での小論文の試験や多くの資格試験および履歴書などでは手書きで文章を書く必要があることを考えると、このような手書きのレポート提出はしばらくの間、必要のように思えます。ペーパーレス化に伴い電子メールの使用は奨励されるべきものですが、教育の場では読みやすい日本語の文章を書く勉強をしてもらいたいと考えています。

講義中に紹介した参考書を読むことで知識を深めることができます。また、わからないことがあれば授業中に質問してください。必要があれば資格試験についてアドバイスしますので、気軽に質問してください。

ゼミナール1

昨年度。システムが変わったことから大幅に実習の内容が変わりました。

まず、これはちょっと変わった試みですが、昨年は恒例のディベートをやめて、ゼミの最初の2時間を使って、つぼみがつき始めの桜について観察してもらい、グループごとにレポートを提出してもらいました。ねらいとしては、桜をじっくり見るだけでも人によりいろいろな見方をするんだなということを知ってもらいたかったからです。観察時には談笑するグループもあれば、何やらいろいろ細かに観察しているところもあるなど好きなようにやっていました。評価の時には、やはり携帯で写真を使ったところに評価が高く出ました。

次に前期はホームページコンテストを行いました。しかし、去年までは研究室でサーバを用意してゼミ生のページの管理を一括して行っていましたが、個人情報保護の動きなどもあるので、自分で情報を管理することにしてもらいました。

つまり、Webサーバを自分で立ち上げてもらい、他のゼミ生から立ち上げたサーバにアクセスしてもらうことにしたわけです。WebサーバにはANHTTPDを使用しました。実習室の各端末で各ゼミ生がWebサーバを立ち上げますが、各ゼミ生のWebサーバにアクセスしやすいようにリンクのページはこちらで用意することになります。

Webサーバの立ち上げや管理は問題は特にありませんでした。そこでPerlを使用したCGIの作り方や、FlashのSWFファイルの埋め込みなども実習で試すことができました。

ホームページコンテスト当日もサーバは特にトラブルもなく無事に起動して、評価を行うことができました。しかし、内容をまとめることが難しかったようなページもいくつかありました。評価の高かったゼミ生はCSSやFlash、動画などを効果的に使用し完成度の高い作品となっていました。

後期は主にDelphiのプログラミングについて練習してみました。簡単なテキストエディタを作りました。これはDelphiについてきたクイックスタートの例を使用しましたが、Personal版を対称にしていないため限られたコンポーネントで書き直す必要がありました。メニューやツールボタンまで備えていますが、Delphiとはいえやはり制作過程は煩雑だなという印象を受けました。しかもヘルプまで作ったのでヘルプ用のファイルの作成からコンパイルまで行いましたが、なかなか大変だなと思いました。ただ、ツールボタンのアイコンを作る作業は楽しみながらやっていたようです。

今年度前期は、やはり観察みたいなことをするかもしれませんが、まだ決まっていません。その後でホームページコンテストを行います。合わせてCGIについてもPerlかRubyあるいはPHPを使って実習を行います。余裕があればデータベースを使用するところまで話を進めたいと思います。

後期はYahoo! Engineを使ったXMLによるアプリケーションの作成、LOGOによるプログラミング、Ruby on Railsを使用したプログラミングのいずれかを予定しています。

評価は観察、Webページ作成、プログラミングなどの活動の様子を参考にしてつけたいと考えています。試験はありません。出席もとりません。教科書はありません。参考書は必要に応じ紹介していきます。

情報システム演習III

昨年度はJavaを使用してオブジェクト指向プログラミングについて練習しました。データファイルを扱うプログラムを作ってもらうという渋い内容でした。一応オブジェクト指向の考え方を身に付けることができるのではと思います。

今年度はオブジェクト指向プログラミングについて慣れてもらうのはもちろんですが、アップレットと呼ばれるプログラムを作りWebページ上で公開するとともに、グラフィックスやGUIの部品を多用し視覚的に訴えるような教材を用意したいと考えています。

授業の初めに、当日のプログラミングについてサブモニタを使用して解説します。それから練習問題を用意しますので、各自できる範囲で解いてもらいたいと考えています。

課題は2回ほど提出してもらうことを予定しています。課題で作ってもらったファイルは電子メールに添付してレポートを提出してもらいます。これをもとに評価を行います。また、毎時間、時間内に練習問題が解けたものについて名前を控え、評価の際に参考にしたいと思います。出席はとりません。試験はありません。出席もとりません。教科書はありません。参考書は必要に応じ紹介していきます。

入門ゼミナール

昨年度は新しく導入したFlashを使いフレームを使用したアニメーションとActionScriptによるプログラミングについて練習しました。

この授業では、テクニックを学ぶよりはオリジナルの作品を創作することに重点を置いています。従って授業では最初に基本的なテクニックについてサブモニタを使って解説するので、これを見ながら実際に試してもらいます。その後で練習問題を用意するので練習したテクニックを使用してどこまで表現できるのか練習してもらいます。

課題はフレームを使用したアニメーションとActionScriptによるプログラミングについて、それぞれ出してもらいます。また、課題用にそれぞれ時間を割り当てています。課題用に作ってもらったSWFファイル並びにFLAファイルをメールに添付して提出してもります。これらのファイルをもとに評価を行います。また、毎時間、時間内に練習問題が解けたものについて名前を控え、評価の際に参考にしたいと思います。出席はとりません。試験はありません。出席もとりません。教科書はありません。参考書は必要に応じ紹介していきます。

ネットワーク論特論

昨年度は履修する学生がいませんでした。この授業ではコンピュータネットワークにおけるトピックを取り上げて解説します。海外の文献を読む場合もあります。また、実際にLANを構築し各種のサーバを立ち上げる練習も行います。さらに、Perl、Ruby、PHPなどの言語を利用してCGIなどのプログラムを組んでもらうこともあります。

授業では2、3人の少人数で行います。各自の作業や理解度を質問をするなどして評価していきます。レポートは必要に応じ提出してもらいます。

出席はとりません。試験はありません。出席もとりません。教科書はありません。参考書は必要に応じ紹介していきます。

ゼミナール 2

4年のゼミです。前期は就職活動と重なるため、個人のスケジュールに従って行動してもらってかまいません。

注意して欲しいのは、まだ4年で履修する単位が残っている方は、必ず単位をとるようにしてください。そのためには会社の行事を優先させることなく、常に授業に参加するようにしてください。

前期はYahoo! Engineを使ったXMLによるアプリケーションの作成、LOGOによるプログラミング、Ruby on Railsを使用したプログラミング、PHPとMySQLを利用したWebプログラミングのいずれかを予定しています。

また、PowerPointによる発表の練習もします。希望があればPowerPointでなく、ビデオやFlashを制作してもらい、それを発表してもらってもかまいません。

後期は卒論の作成指導を行います。後期の第1時間目までにタイトルについて考えておいてください。また、この時間に後期のスケジュールについて説明します。

評価は前期の実習の進み具合を見て決めます。また後期は卒論の制作過程を見ながら評価を決定します。具体的には、卒論の提出および面接は3回あるので、この3回の提出、面接すべてに出席した方は評価Aをもらえる可能性が高くなります。この3回の提出、面接を通し製作の進捗状況を考慮して評価をつけます。試験はありません。出席もとりません。教科書はありません。参考書は必要に応じ紹介していきます。

基礎ゼミ

例年、履修登録の時期にあたるので、まず履修についての相談を行います。それから、数学、漢字、文章を読んで感想を書くなど大学の授業を受けるにあたり基本的なことを学習しようということになっています。年によっては映画鑑賞やブラインドタッチの練習なども取り入れてみました。

ただ、どうも今ひとつノリが悪いので、何とか教える側、聞く側とも楽しめるような授業を目指していきたいと考えています。天気がいい時には外で授業をするとか、教材でおもしろいものを見つけるとかいろいろ試していこうかなと考えています。

この授業では出席を取りたいと思います。出席およびレポートなどにより評価を行いたいと考えています。教科書はありません。参考書は必要に応じ紹介していきます。

マルチメディア通信論

この授業では毎年、様々なソフトウェアを使用してマルチメディアに関する実習を行ってきました。今までにVisualBASIC、POVRAY、Blenderなどを取り上げて実習を行ってきました。昨年度は新しく導入したFlashを使いフレームを使用したアニメーションとActionScriptによるプログラミングについて練習しました。Flashを使用することでマルチメディアとWebページを関連させて学習することができるのでしばらくはFlashによる実習を行っていきます。

授業では、テクニックを学ぶよりはオリジナルの作品を創作することに重点を置いています。従って授業では最初に基本的なテクニックについてサブモニタを使って解説するので、これを見ながら実際に試してもらいます。その後で練習問題を用意するので練習したテクニックを使用してどこまで表現できるのか練習してもらいます。

昨年度は、完成度の高い個性的な作品も見られました。また、課題もいろいろなレベルのものを用意するのですが、高いレベルの課題に挑戦する方もいて実習に対する意欲が感じられました。

課題はフレームを使用したアニメーションとActionScriptによるプログラミングについて、それぞれ出してもらいます。また、課題用にそれぞれ時間を割り当てています。課題用に作ってもらったSWFファイル並びにFLAファイルをメールに添付して提出してもります。これらのファイルをもとに評価を行います。また、毎時間、時間内に練習問題が解けたものについて名前を控え、評価の際に参考にしたいと思います。出席はとりません。試験はありません。出席もとりません。教科書はありません。参考書は必要に応じ紹介していきます。

大学院演習

大学院の博士課程前期(修士課程)の演習です。期間としては2年にわたります。修士課程での研究は自分がイメージしたアプリケーションやシステムを完成してもらうことを目標にしています。必要に応じて最新の技術を取り込んでもらいます。このようにして作ったシステムやアプリケーションで商業的に成功するのかについても考察してもらいます。また、TAなどの活動を通して、後輩の指導を行ってもらいたいと考えています。

この演習では1年目の前期にプロジェクトのテーマを考えてもらいます。後期に考えてもらったテーマについて教えてもらいますが、テーマが具体的なものに絞りきれていない場合には、どの程度のものを論文として表現したいのかについて相談しながら絞り込んでいきます。

それから、実験をしてもらうことになります。具体的には自分のイメージするアプリケーションを作ってもらったり、自分の考えているシステムを実現してもらうことになります。そのために、必要なツールやアイディアについては随時相談に応じます。

2年目の連休明けぐらいに進捗状況について報告してもらいます。どの程度進んでいるかによってテーマを変える場合もあります。そして10月ぐらいまでに自分が取り組んできたプロジェクトをある程度完成させてもらいます。

10月ぐらいから論文を書き始めてもらいたいと思います。これは翌年の1月末が審査用論文の締め切りとなっているためです。従って、論文の指導はこのぐらいの時期から始める必要があります。具体的には10月終わりぐらいまでに序論を提出してもらいたいと考えています。12月末から1月中旬までに論文のほとんどを完成させることを目標にしてください。

学生によっては、実験がうまくいかない場合などが起こることも考えられます。このような時には相談してください。論文の構成について一緒に考えていきましょう。

また、この他にも11月末ぐらいに中間発表が予定されています。この時には、自分が行っている研究についてプレゼンテーションを行ってもらいます。その後で質疑応答を行います。

このようにして演習を進めていきますが、演習を進めるにあたり、お願いしたいことがあります。プログラミング言語を二つマスターしてください。一つはC、C++、Javaなどの大規模なプログラムを作る際に使用される言語です。もう一つは、Perl、Ruby、Python、Scheme、Haskelなどのスクリプト系の言語で、自分のアイディアを簡単に試すための言語です。

基本的な研究の内容は以上のようになりますが、研究によってはアプリケーションを必ずしも作る必要はないかもしれません。その場合には学生の研究内容を面接を通して報告してもらうことになります。また、早い時期に論文を作る作業に入ってもらうことになると思います。

評価はプロジェクトの運営、管理についての報告書、および目標の達成度により決定します。これは論文の作成過程も含んでいます。試験はありませんが論文に関しては、演習を終了して修士論文を提出した後で審査が行われます。出席もとりません。参考書は必要に応じ紹介していきます。

人文情報処理<非常勤>

東北大学文学部の学部生以上を対象にした授業です。セメスターで行っています。まず、Excelを使って表計算に慣れてもらいます。グラフを作ったり、組み込みの関数の使い方、VBAを使用した関数の作り方についても練習します。

次にSQLというデータベース用の言語をAccessを使って練習します。そして、プレゼンテーション用のスライドをPowerPointを使用して作ってもらいます。

それからHTMLを使用してWebページを作る練習を行います。CSSやJavaScriptについても練習します。昨年度からANHTTPDというWebサーバを使用して、Webページの管理とCGIの練習を行っています。今年度はAccessで練習したSQLの応用として、PHPとMySQLを使ってWebプログラミングの練習を行いたいと考えています。

2004年度まで評価はサーバにアップロードしてもらった課題のファイルやWebページをもとに決定していましたが、実習に参加する学生が減ったため昨年度からサーバの利用はやめました。毎回、授業の最後に課題のレポートを印刷して提出してもらうか、ファイルとしてフロッピーディスクに保存して提出してもらいます。評価は提出してもらったレポートにより行います。レポートは原則として実習当日に提出するようにしてください。試験はありません。出席は取らないことにしていますがチェックのために学籍番号、名前を書いてもらうことがあります。教科書はありません。参考書は必要に応じ紹介していきます。